形あるものとは目に見える存在そのもの。
だが、やがてそれらは壊れ「無」に還る。
かたちなきものとは、知識、愛、友情、感性、
情熱、人との関わりを成す目に見えない存在である。
かたちなきものは一定の形などなく、
常に変化を続け、
その力動によって何かを生み出していく。
人は形あるもので結びつけば、いつかは消えてゆく。
かたちなきものの結びつきは、
互いの糸を引き合い、
手繰りあいながら意識の中で確固たる存在となっていく。
先の不確かなこの時代、
かたちなきものを大事にして生きたいー