多くの挑戦は、失敗する前に消えている。評価も否定もされないまま止まってしまう原因は、才能や努力の不足ではない。その挑戦が、判断を残す前提で始まっていないことにある。
初挑戦そのものは、むしろ価値だ。正解のない場所に踏み込み、まだ言語化されていない感覚を形にしようとする行為は、創造性が最も強く立ち上がる瞬間でもある。
問題は、初挑戦であることではない。初挑戦のまま、何も残らないことにある。途中で消える挑戦には共通点がある。なぜその選択をしたのか、何を捨て、何を選んだのかが残らず、次に同じ判断へ到達できない。
だから挑戦は毎回「初回」に戻り、更新されずに止まる。
設計とは、手順を決めることではない。この挑戦でどんな判断を残すのかを、先に定めることだ。判断が引き継がれる限り、挑戦は形を変えながら生き残る。
(連載マガジン:世界基準クリエイティブ資産化計画/note)